この記事では、Notionの「ホーム機能」について紹介していきます。
ホーム機能とは、よりNotionが使いやすくなるためのウィジェットやコンテンツが1つのページにまとめられたものです。
使いこなすと、日々のタスク管理や業務がさらに効率的になります。
ぜひ参考にしてみてください。
この記事を読むメリット
- ホーム機能でできることが理解できる
- ホーム機能の使い方が把握できる
Notionのホーム機能とは
Notionのホーム機能とは、ワークスペース内でより簡単にNotion内を移動したりタスクや予定の管理をするためのいくつかのウィジェットが用意されています。
これらのウィジェットを、自分なりにカスタマイズしてより自分にとって使いやすいホーム画面を作成することができます。
ウィジェットは、表示非表示も簡単に切り替えることができるのえ必要なものだけを表示させることができます。
次章から具体的にカスタマイズや設定が必要なウィジェットを中心に紹介していきます。
ホーム機能のウィジェット「今後のイベント」
まず1つ目に紹介するウィジェットが、「今後のイベント」です。
こちらは連携したNotionカレンダーの予定を表示させることができるウィジェットです。
連携する場合は、「Googleカレンダーを接続する」をクリックし、反映させたいカレンダーを選択します。

Notionカレンダーについて詳しく知りたい方は以下記事で紹介しています。
接続が完了すると、今後の予定が表示されるようになります。

表示の設定も以下のことができるようになっています。
- カレンダー:表示させる対象のカレンダーを設定できる
- 表示対象期間:表示させる予定の範囲(1日〜1週間)で設定できる
- 終日イベント:終日イベントを表示させるかどうかを設定できる
- 参加者のいないイベント:参加者のいないイベントを表示させるかどうかを設定できる
- ビデオ通話/場所の設定がないイベント:ビデオリンクや場所の設定がなイベントを表示させるかどうかを設定できる
編集マーク「•••」から自分好みに細かい表示設定ができるようになっています。

ホーム機能のウィジェット「マイタスク」
続いてが「マイタスク」になります。
こちらは、参加しているワークスペース内の「タスクデータベース」から、自分に割り当てられているタスクをまとめて表示させてくれるウィジェットです。
タスクデータベースとは
タスクデータベースとは公式によると以下のように記載されております。
Notionのタスクデータベースとは、完了すべき作業を追跡するためのステータス、担当者、期限のプロパティを必須とするデータベースの一種です。
要は担当者ごとの期限付きタスク管理に特化したデータベースということです。
このタスクデータベースには、新規で作成する方法と既存のデータベースをタスクデータベースに変換する方法があります。
詳しい作成方法は公式の以下ページにて詳しく解説されています。

最低限のプロパティを追加したタスクデータベースはこんな感じです。

タスクデータベースの内容を表示させる
タスクデータベースが作成できたら、ウィジェットで表示されているか確認します。
正常に作成ができて、タスクが存在していたら自動で自分が担当になっているタスクが表示されるようになります。
複数のタスクデータベースが存在していても全ての内容を集約して表示してくれます。

デフォルトの表示設定では、「ステータス」が「完了」以外、「担当」が自分のタスクのみが表示されるようになっています。

ここから表示条件等は自由に設定可能となっています。
ToDoリストと相性良さそう
仕事でタスク管理を行なっている際にはこのマイタスクに自分のタスクを表示させるとデータベースを跨いだタスクも確認できるので便利です。
個人での利用の場合、私はToDoリストのデータベースをタスクデータベースに変換し表示させています。
ホーム画面に表示させていると頻繁に目にすることになるのでやるべきことが漏れることを防いでくれます。
他のプロパティは表示させることができない
1点注意点としては、「追加したプロパティは表示させることができない」という点です。
あくまでもタスクデータベースの必要最低限の内容のみ表示させることになっています。
Notionの書籍を参考にしたい方におすすめ
Notionに関する書籍を参考にしたい方はこちらの本がおすすめです。
初心者にとっても分かりやすくNotionの全体像を解説してあります。
さらに私のNotionに関する記事を基にした書籍も発売中です。
これからNotionを始めたい方、Notionでできることを網羅的に知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
ホーム機能のウィジェット「データベースビュー」
最後に紹介するウィジェットは「データベースビュー」です。
こちらは好きなデータベースを1つ選択して表示させることができるウィジェットになります。
先ほどの「マイタスク」ではタスクデータベースのみ表示可能でしたが、「データベースビュー」ではその制限はなく、どのデータベースも表示させることができます。
「データベースを選択」から表示させたいデータベースを選択します。

こちらはプロパティの表示制限などもなく、自由にプロパティの表示設定ができます。
フィルターや並び替えも設定できるようになっています。
独自のビューを作成して、ホーム画面用のビューを作成、設定することも可能です。
習慣トラッカーの内容を表示
私はこちらに日々使っている習慣トラッカーの内容を表示させています。

習慣トラッカーの作成ページに行かずともホーム画面からチェックを入れることができておすすめです。
習慣トラッカーの詳しい作成方法は以下記事で紹介しています。
管理がしやすい工夫を多く紹介しているのでぜひお試しください。
ホーム機能その他のウィジェット
先ほど3つのウェイジェットを紹介してきましたが、そのほかにもいくつかウィジェットが存在します。
ウィジェット名 | 概要 |
---|---|
挨拶 | ホーム画面トップに時間で変わる挨拶が表示される。 |
最近のアクセス | 直近で開いた20ページが表示される。 |
使い方のヒント | 使い方に関するNotion公式の記事へのリンクが表示される。 |
おすすめテンプレート | 便利なテンプレートが表示される |
ウィジェットの表示・非表示は切り替えが可能
これらのウィジェットは表示・非表示が切り替えることができます。
ホーム画面右上の「•••」から「表示するウィジェット」を選択すると、ウィジェット一覧が表示されます。

チェックを外すとそのウィジェットは非表示になります。
必要なものだけに絞りたい場合はここから設定できます。
ホーム機能の注意点
これまでホーム機能の使い方を紹介してきましたが、注意点がいくつかあります。
NotionデスクトップアプリとWebアプリでしか利用できない
現在、ホーム画面はデスクトップアプリと、Webアプリでしか利用できません。
スマホのアプリからだとホーム画面は表示されません。
今後表示がされるようになるかもしれませんのでアップデートを待ちましょう。
それまで、スマホでよく使うページはショートカットを使って一発で開けるようにしておくと便利です。
iPhoneユーザーは「ショートカット」アプリを使うとそれが実現できます。
1タップでNotion内の好きなページにすぐアクセスできるようになるのでおすすめです。
ゲストはホームにはアクセスできない
もう一つの注意点は、ゲストはホーム画面にはアクセスできないことです。
ワークスペースにゲストを招待してもそのゲストはホーム画面にはアクセスできないようになっています。
ゲストについて詳しく知りたい方は以下記事を参考にしてみてください。
ゲストが招待されたページにアクセスすると、サイドバーには「ホーム」がない状態になっています。

カスタマイズして自分好みのホーム画面に
いかがだったでしょうか。
自分なりにカスタマイズしてより自分が使いやすいホーム画面を作成することができるかと思います。
Notionはアップデートの頻度が高く、私もなかなかホーム機能の概要を掴むまでに時間がかかってしまいましたが、今ではとても重宝しています。
複数の重要な情報を1つにまとめてくれるホーム画面をぜひ作成してみてはいかがでしょうか。