この記事では私が最近エンジニア転職を経験した体験談についてです。
これまでの経歴、転職期間、使ったサービス、面接で聞かれたこと、反省点などを振り返ってみたいと思います。
自分のこれからの活動にも活きますし、同じように転職を考えている方の参考になれば幸いです。
この記事の内容
- エンジニア歴3〜4年エンジニアが行った転職活動の体験談
- 転職活動を通して感じたこと
経歴、技術スタック、転職活動を始めたきっかけ
経歴
まずはこれまでの経歴から。
経歴はこんな感じです。
- 新卒でSEとして入社
- コロナの影響で実務経験積めず半年で辞める
- Web制作フリーランスになる
- 自社開発の会社に転職
- 3年ほどエンジニアとして働く
開発エンジニアとしてがっつり働いていたのは直近の会社での3年間という感じです。
技術スタック
技術スタックはこんな感じです。
- PHP(Laravel):3年
- JavaScript:5年
- MySQL:2年
- HTML, CSS:5年
- React, Next.js, TypeScript:1年(独学)
自社開発で1つのサービスを運用していたのでPHPのLaravelでの経験がメインでフロント側の実装でJavaScriptやHTML、CSSを使っていました。
ちなみにjsはReactやVueなどのフレームワークではなく、ネイティブのjsを使っていました。
あとはデータ管理や調査でsqlを使っていました。
転職活動を始めたきっかけ
次に転職活動を始めたきっかけについてです。
きっかけは大きく3つあります。
1つは他の言語の実務を経験をしてみたかったことです。
自社開発企業であったため、運用しているサービスの開発がメインでした。
PHPとJavaScriptの開発をずっとしていて他の言語の経験も積んでみたいと思うようになりました。
具体的にははNext.jsやTypeScriptなどを経験したかったのですが、前職では扱っておらず導入提案などしましたが実現までは持っていけませんでした。
もう1つは規模が大きい開発組織とサービスに関わってみたいと思うようになったことです。
前職は開発メンバーが自分含め3人ということもあり、チームで開発を進めるというよりは個人プレーでそれぞれ開発してリリースしていくという感じでした。
もう少し開発規模が大きく扱っているサービスの規模が大きいところでやってみたいと思うようになりました。
大きいサービスならではのパフォーマンス改善などにも興味がありました。
最後の3つ目は、ずっと同じ開発組織にいることのリスクを感じたことです。
前職で3年ほど業務経験を積むことである程度業務には慣れました。
が、開発の進め方やチーム開発といった観点で疑問に思うことも増えました。
同じ環境、組織にいることで、そこでしか通用しないエンジニアになるリスクがあるかもと思いました。
そこで別の環境の開発組織で働いてより自身のエンジニアとしての価値を高め、どこでも通用するような力をつけていきたいと思うようになりました。
転職活動体験談
そしてここから実際に転職活動を進めていきます。
転職活動期間
まずは転職活動期間についてです。
本格的に活動を始めたのは12月からで内定をいただいたのは年が明けた1月末です。
それ以前からFindyやLAPRASなどでカジュアル面談などはいていましたが、がっつり転職活動をしていた期間はちょうど2ヶ月ほどです。
転職活動の軸
転職活動の軸は以下2つです。
- 新しい技術を経験できるか(希望はReactやTypeScript)
- サービス規模が現職よりも大きく、開発体制が整っているか
特定の業界への興味などはほぼなかったので技術的な視点がメインの軸でした。
これらの軸で実際にサービスを使って転職活動を進めていきました。
転職活動で使ったサービス
次は転職活動で実際に使っていたサービスについてです。
- Findy
- LAPRAS
- 転職ドラフト
- JAC Recruitment
- レバテックキャリア
- Geekly
こちらの6つのサービスを使っていました。
上2つのサービスは自分のGitHubなどの情報と連携して技術スコアなどが把握できるプラス、求人情報などが掲載されており直接やりとりを通じて選考まで進めるようなサービスです。
転職ドラフトは、登録したエンジニアの情報をみて企業から提示年収ともにオファーをするドラフトサービスです。
その他の3つはエージェントの方とやりとりをしながら自分に合った求人を紹介していただき、興味のあるものに応募していくようなサービスです。
初めの頃はFindyやLAPRASで繋がった企業様とカジュアル面談をしていきました。
並行してJAC Recruitmentとレバテックキャリアでエージェントの方から紹介していただいた求人票を見ながら興味がありそうなものに応募していった感じです。
その後、JAC Recruitmentとレバテックキャリアで自分の転職軸に合った企業が少なかったことから、Geeklyに新しく登録をしました。
Geeklyでは自分の転職軸に合った求人が多く、そこからはGeeklyをメインに転職活動を進めていきました。
転職活動の結果
転職活動の結果はこんな感じでした。
- カジュアル面談:20社
- 書類応募:40社
- 書類通過:20社
- 選考に進んだ企業数:15社
- 内定:3社
おそらく他のエンジニアの偏り書類応募やカジュアル面談の数が圧倒的に多いと思います。
複数のエージェントサービスを利用していたことと、単純にこのような機会でしか数多くある企業のお話を詳しく聞けないと思いとりあえずカジュアル面談で話を聞いてみたことが原因です。
内定をいただいた企業は全てGeekly経由の企業です。
結果的には自分が行きたいと思っていた2社から内定をいただき最終判断をその2社ですることができたので自分としては納得感のある転職活動でした。
面接で聞かれたこと、課題、コーディングテストなど
ここでは実際に面接で聞かれた内容や、対応した課題、コーディングテストの内容を軽く紹介します。
まずは面接で聞かれたことはこんな感じです。
- 転職活動を始めたきっかけ
- 転職活動の軸
- 将来どうなりたいか(スペシャリスト系かマネジメント系)
- なぜ選考を受けようと思ったか
- 入社したらどんなことをしたいか
- 単語知識を知っているか(オブジェクト指向、非同期通信とか)
- 今までの業務で大変だったこと
- 扱ってるサービスの概要説明
- 一番達成感を感じた業務
- サービスについての改善点、あったら良い機能
特に尖って答えにくいような質問をされたことはなかったかと思います。
転職活動の軸を自分の中で整理して、選考を受ける企業について調べておけばスムーズに面接を進めることができたかと思います。
続いて課題やコーディングテストについてです。
面接前や、2次選考に入る前に与えられた課題やテストを受けるといったものでした。
内容は以下のとおりです。
- Nuxtを使った簡単なToDoアプリの作成
- 共有された簡易アプリの改修(GitHub経由)
- 外部コーディングテスト
コーディングテストの経験が初めてだったので緊張感はありましたが、スキル感のミスマッチも少なくなるので採用している企業には好感が持てました。
課題についても、対応できないような難しい内容のものはありませんでした。
対応した内容を基に面接で深ぼって聞かれました。
転職活動を通じて良かった点、反省点
これまでの転職活動を踏まえて自分なりに良かった点ともっとこうしておけば良かったという点を振り返ってみました。
自分の感想的な意味合いになるので気軽に拝見してください。
良かった点
多くの企業を知れた
まずは多くの企業を知ることができたというのが良かったと思います。
多くの企業とカジュアル面談含めお話しする中で、「こんなサービスもあるのか」「この業界面白そうだな」と思うことができました。
私が最終的に内定をいただいた企業も自分が当初は興味もなかった業界でした。
企業の方から詳しくお話をしてもらえる機会は滅多にないと思うのでそういった意味で多くの企業を知れたのは良かったと思います。
複数サービスを利用した
これはこの後の反省の内容も絡みますが、複数サービスを利用したという点は良かったと思います。
現在、転職サービスは何種類もありますし、サービスによって特徴や扱っている企業に差があります。
その中で自分のその時の転職にあったサービスを見つけるためには、まずは使ってみて話を聞いてみるのが一番効果的だと思います。
さらに、エージェントを利用するサービスでは、エージェントとの相性みたいなのも重要になってくると思います。
そういった意味で、使い方や活用方法については改善の余地はありますが、多くのサービスを利用したことは結果的に良かったと思います。
日頃の継続的なインプット、アウトプット
続いては日頃の継続的なインプットとアウトプットをしていたことです。
私はこのブログを約4年間継続しています。途中から技術的に学んだことや業務での気づきを記事として残すようになりました。
記事に残すようになってからは、記事のネタになることはないか意識してインプットをするようになったり、記事にする際により詳しく調べることで知識の習得が深まったと思います。
さらに、自分が今後学んでいきたい技術を使って簡単なアプリケーションを作ってそれをGitHub上に残すようにしていました。
具体的にはNext.jsとTypeScriptで、それらを使って英単語アプリを自作しました。
面接の際にもそれらの点は評価いただけました。
インプットとアウトプットの手段はなんでも良いので何か自分のために継続的に行動できていたのは良かったと思っています。
反省点
続いて反省点についてです。
転職サービスの使い方
まず1番大きな反省点は転職サービスの使い方です。
私は今回の転職活動で6つのサービスを使いました。
これは多過ぎたと思いおます。
FindyやLAPRASなどの自分のスキルレベルもわかるようなサービスは、転職活動前から使っていたのと、企業様から自分のスキルを見て連絡をいただけるので使って良かったと思っています。
問題はエージェント系のサービスを3つも使ったことです。
サービスによって扱っている企業や数にかなり差があるので、事前に調べたり初回面談の際にしっかりと話を聞くことが大事だと思います。
そしてその中で自分に合わないと思ったサービスは使わないという選択を取ることも大事だと思いました。
今はネットでサービスごとの特徴などがまとめられていますが、実際に自分で話を直接聞いてから判断する方が確実だし納得できると思います。
自分の転職軸を固めた上でどのサービスが適しているのか判断するのが良いと思います。
面接は場数も大事
続いては面接練習です。
私はあまり面接が得意な方ではないので、初めの頃は自分の話したいことをなかなか簡潔に伝えることができなかったです。
しかし、面接を何社か経験すると、自分が話したいことを綺麗に話すことができるようになったり、改めて自分が大事にしていることを整理することができました。
言葉として実際に発することで新しい気づきや考えの整理ができると思います。
ただメモに原稿として喋ることをまとめることも大事ですが、実際に声に出してみる、そして面接をとにかく受けてみるということが大事だなと思います。
今までの経歴の整理や実績の整理は大事
これは転職活動時だけではないですが、日頃から今まで自分がどんなことができるようになってどんな業務をしていたかは整理しておくことは大事だと思いました。
私はこれを転職活動の途中くらいから本格的にやり始めました。
自分の技術レベルやできること、今後やってみたいことを整理することで、企業選びの軸や面接時に効果的な質問ができたりするのでもっと早くからやっておいた方が良かったと思いました。
自分の職務経歴は日頃からアップデートしておいた方が良いみたいな記事をよく見かけてはいましたが実行に移せていなかったので近々やってみようと思います。
まとめ
今回の転職について、自分の考えをつらつら書いていきました。
あくまで個人の意見なので、参考になるなと思ったところだけ参考にしてみてください。
もっと具体的に聞いてみたいなのであればお問い合わせから連絡ください。
良いエンジニアライフを。